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栄養素と食品のおいしい情報(後編)

栄養素と食品のおいしい情報(後編)

前編では、鉄分・ビタミンC・カルシウム・ビタミンDについてご紹介しました。
今回も引き続き、日本人が特に不足しがちな栄養素のはたらきと多く含まれる食べ物をご紹介します!

たんぱく質 は摂れていますか?

「五大栄養素のひとつでもあるたんぱく質」
たんぱく質は、人の体を作り維持するために重要な栄養素です。
※一日の推奨量(g/日)
年齢 男性 女性
50~64歳 65 50
65~74歳 60 50
75歳以上 60 50
上記の推奨量以上の摂取が望ましいとされています。
ただし、腎臓に負担がかかってしまうため、摂り過ぎには注意が必要です。

たんぱく質の役割

  • 人間の体は水分を除いて約半分がたんぱく質(筋肉、内臓、皮膚、毛髪など)
  • 身体の中で働く様々な成分もたんぱく質でできている
    酵素・ホルモン(体の機能を調整する)・抗体(免疫を作る)
  • エネルギー源になる

     たんぱく質が不足すると・・・

    様々な不調の原因となる。
  • 筋力・免疫力の低下
  • 慢性疲労
  • 肩こり、腰痛、冷え性など

   


たんぱく質は日々作り変えられており、不足分を食事から補給する必要があります。
そのため、バランスよく毎日の食事に取り入れることが大切です!

肉・魚・大豆・卵・牛乳など。

           

ビタミンB1 は摂れていますか?

※一日の推奨量(mg/日)
年齢 男性 女性
50~64歳 1.3 1.1
65~74歳 1.3 1.1
75歳以上 1.2 0.9

ビタミンB1とは

糖質からエネルギーを産生する!  

   

 白米や砂糖などの糖質の多い食品、アルコールの摂取が多い人ではビタミンB1が大量に消費され不足しやすくなります。
 また運動をされる方においても十分なエネルギー補給が必要となるため、ビタミンB1の摂取が大事になります。

多く含まれる食品

玄米、豚肉、落花生などに多く含まれています。

  

亜鉛 は摂れていますか?

亜鉛の役割

  • 体内では作れない「必須ミネラル」
  • 体内に約2~4g存在している
  • 歯、骨、肝臓、腎臓、筋肉に多く含まれている
  • 身体のの成長と維持に必要な栄養素
  • 味覚などにも関わっている

多く含まれる食品

牡蠣、豚肉、油揚げ、ココア、卵などに多く含まれています。  

      



3食の食事で主食・主菜・副菜を揃えて食べることは、健康な食事の第一歩です。
バランスの良いお食事を心がけ、生き生きと過ごしましょう。
ぜひ意識してみてください。

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栄養管理室  担当

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