現在、日本人の死亡原因の第一位は「がん」です。
二人に一人は「がん」にかかり、三人に一人は「がん」でなくなっています。そういった現状を踏まえ、厚生労働省では2016年に「がん予防重点健康教育およびがん検診実施のための指針」の改訂を行い、がん検診を推進しています。
胃がん健診においても、胃X線検査(バリウム検査)の他に、胃カメラをうけることができるようになりました。当院でも、以前より胃X線検査(バリウム検査)を行っておりますが、予約制で胃カメラ検査を受けることができます。胃カメラでは、食道・胃・十二指腸の一部をカメラで直接見ることができるため、小さな病変を発見することができます。
「胃カメラは苦しい、しんどい」といったイメージを持たれている方も多いと思います。
樫本病院では検診の方でも口からのカメラか、鼻からのカメラを選ぶことができます。過去に胃カメラを受けられて苦しかった方や、むせやえずきが気になる方は、鼻からのカメラを選択するとよいかもしれません。
予約の際に医師と相談の上、適した検査方法をお選びください。
がん検診の目的は、早期に「がん」を発見することにあります早期に発見することで、早期治療につながり、治療の選択肢が広がります。検診をきっかけに、一度胃カメラ検査を受けてみてはいかがでしょうか。
(通常診察と同じ枠での受診になりますので、混雑状況により、待ち時間が生じます)
消化器内視鏡技師:山縣 明美