心電図検査は心臓が動くときに発する電気信号を波形として記録し、心臓の状態を調べるための検査です。
まずベットに仰向けで寝ていただきます。
樫本病院では胸に6ヶ所 吸盤のような電極をつけ、両手首、両足首にも電極をつけます。
痛みなどもなく、すぐに結果がでます。
樫本病院で実施されている心電図検査は以下の3つです。
心電図検査には様々な種類がありますが、一般的に健康診断でもよく行われるのが12誘導心電図です。
胸部6ヶ所と両手首、両足首に電極をつけて、12方向から電気の流れを測定します。
不整脈、心房・心室の肥大、狭心症、心筋梗塞、WPW症候群、電解質異常、ジキタリス薬物作用、急性心膜炎などの判定に有用です。
小型の心電計を24時間装着し、1日の心電図変化を見ることができます。
一般的な12誘導心電図では数十秒の測定になりますが、短時間の観察では動悸やめまいなどの自覚症状があっても異常が発見できない場合が多くあります。
そういった場合にホルター心電図検査をすることで、日常生活の中で起こる様々な状況下での心臓の動きを詳しく分析することが出来ます。
マスター負荷心電図は階段を3分間(もしくは1分半)昇り降りしていただき心臓に負荷をかけながら検査をしていきます。負荷をかけることによって、安静時心電図では判定が困難な虚血性心疾患や不整脈の判定ができます。
心臓の病気は症状に気づき早く受診することが大切です。早めの検査・適切な治療を行うことで重症化を防ぐことができます。少しでも「おかしいな?」と感じたらまずはご相談ください。
検査室:岡田 知子