熱中症は気温・湿度などの環境だけでなく、暑さに慣れていないなど体調による影響が組み合わさると起こりやすくなります。急に熱くなった日や、久しぶりに暑い環境で活動した時には特に注意が必要です。
また、屋外だけではなく、室内・夜間であっても熱中症になることがありますので、室内にも温度計を置き、こまめに水分を補給することを心がけましょう。今回は、この時期に特に注意が必要な「熱中症」について、お伝えします。
人の身体は、常に熱を作り出す一方、汗をかいたり、皮膚から熱を逃がすことで、体温の上昇を抑えています。熱中症は、気温や湿度が高い環境に長くいることで、体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇することで起こります。
のどの渇き、めまい、頭痛、吐き気等の症状のほか、まっすぐ歩けなくなったり、意識を失うなど重症化すると死に至る可能性もありますが、正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。また、応急処置を知っていれば、命を救うこともできます。
1.暑さを避けましょう
2.服装を工夫しましょう
3.こまめに水分を補給しましょう
4.急に暑くなる日に注意しましょう
5.その日の体調を考慮しましょう
体を冷やすには、体に水をかけたり、濡れタオルをあてて扇いだりする方法があります。
太い血管のあるわきの下、両側の首筋、足の付け根を冷やすと効果的です。
2024年4月から「熱中症特別警戒アラート」の運用も開始となりました。
「これくらい大丈夫」と油断せず、室内でも屋外でも熱中症対策をとることがポイントです。
夏の本格的な暑さに備えて熱中症をうまく予防し、夏を乗り切りましょう。
健康管理課 担当