京都大学医学部勤務、米国留学、近畿大学医学部勤務の時代を通じて30年以上にわたり関節外科を中心に仕事をして来ました。
特に、変形性関節症と人工関節置換術については専門的に研究・診療・教育に取り組んで来ました。
2023年4月から樫本病院で勤務していますが、やはり、変形性関節症の診療と人工膝関節と人工股関節の手術に積極的に取り組んでいます。
樫本病院には内科・外科・その他、多くの診療科が揃っており、糖尿病や心臓病など内科の併存疾患がある患者さんにも安心して手術を受けてもらうことができます。
また、侵襲の少ない手術を実施し早期退院を目指しておりますが、ご希望の方には術後リハビリを十分に行なってから退院して頂くことも可能です。
さらに、手術待ちの間に骨や筋力が衰えるのを避けるため、可能な限り早期に入院・手術を実施するよう努めています。
人工関節はデザインや素材の進歩により、耐久力が著しく向上しています。
そして、人工関節の術後も山歩き、ゴルフやテニスを楽しむことが出来るようになりました。
人工膝関節には全置換(膝関節全ての表面をインプラントで置換する)と単顆置換(内側あるいは外側のみの表面をインプラントで置換する)があります。
これらを膝関節の病状に応じて使い分けることにより、ご自身が楽しみたいスポーツ活動に復帰することができます。
個々の患者さんの関節の病態と痛みの原因を十分に考え、適切な治療選択肢を提案し、最高の技術で期待に答えることを目指しています。
良い治療のためには、日々の生活や人生における患者さんの要望に耳を傾けることが重要で、それが治療に対する満足度を上げることに繋がると考えています。