特定健診は、メタボリックシンドローム(メタボ)に着目した健診です。メタボは、内臓脂肪の蓄積によって血糖高値、脂質異常、血圧高値が起こった状態で、放っておくと動脈硬化が進行して、心臓病や脳卒中などを引き起こします。このように、命にかかわったり日常生活に支障をきたすような病気を予防するために、特定健診が役立ちます。
生活習慣病は、自覚症状がないまま進行するため、健診は生活習慣を振り返る絶好の機会です。
特定健診受診後は、健診結果や問診票の回答などからひとりひとりにあった生活習慣改善のための指導(特定保健指導)が行われます。
すでに、高血圧、脂質異常症、糖尿病で治療中の方などは特定保健指導の対象から除外されます。
ひとつひとつの症状が軽くても「肥満」「脂質異常」「高血糖」「高血圧」のリスクファクター(危険因子)を3つ以上合併した場合、まったく持たない人に比べて心臓病の発症リスクは35.8倍と急激に高くなります。「ちょっとお腹がでてきた」「ちょっと中性脂肪値が高いだけ」とそのちょっとをそのままにしていませんか?
健診を受ける
健診結果を元に判定が行われる
全員に情報提供
検査結果に応じ、生活習慣やその改善に関する基本的な情報を提供します。
生活習慣改善の必要性が高い方は情報提供に加え以下の支援が行われます。
動機付け支援
生活習慣改善の必要性に気づき、目標を立てて自ら実行するまでの支援を行います。
積極的支援
生活習慣の改善に対する個別の目標を設定し、3か月間継続して生活習慣改善に向け支援します。
メタボ、メタボ予備軍と判定された場合、放置すると深刻な病気を引き起こすかもしれません。 特定保健指導では、医師や保健師、管理栄養士などがあなたの健康を守るためにどうしたらいいか、 一緒に考え支援します。
※当院では動機づけ支援のみを実施しております。
お問い合わせ
下記の内容をご確認のうえガイダンス①または②を押してください。
※大阪狭山市在住の方……… ガイダンス①を押してください。
※上記以外の方………………ガイダンス②を押してください。
月曜~金曜(祝祭日を除く)
9:00~16:00の間お電話にて受付しております。
タバコは「ガン」の発症率を高めるだけではなく、「動脈硬化」の危険性も高めます。
また、メタボリックシンドロームの要因ともなります。
タバコが健康に悪いのはわかっているし、家族からも禁煙を勧められている、吸える場所も年々減っていき肩身が狭い……それなのに、禁煙できないのはなぜでしょう?
現在では、やめられない喫煙の実態はニコチン依存症であることがわかっています。
血液中のニコチン濃度が高くなると血圧が高くなり、心拍数が増え、心臓や血管に負担をかけます。
タバコ(喫煙習慣)はメタボのリスクではありませんが、特定保健指導の選定基準に含まれます。喫煙単独で動脈硬化を著しく悪化させるからです。つまり、喫煙習慣がある人は禁煙をするだけでもリスクが減るということです。
※当院禁煙外来診療は現在休診中です。