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形成外科

ご挨拶

形成外科では、体表のほぼすべてと顔の骨を治療対象としており、腫瘍などのできものの切除だけでなく、生まれつきや病気、ケガ、加齢などによって生じた身体の変形や機能障害を治療し、患者さまの生活の質(QOL)を改善するお手伝いをしています。以下に示すように幅広い疾患に対応しています。

尚、当院での対応が困難な場合は近畿大学病院形成外科などの施設へ紹介させていただきます。

診療科紹介

けが

なるべく傷あとが目立ちにくくなるように工夫しながら治療にあたります。縫合が必要なものもあれば、軟膏や創傷被覆材などで治るものなど様々です。まずは受診してください。また、当院ではキズをきれいに治すため、約20年前より病院全体として湿潤療法をとり入れております。
湿潤療法とは・・・別名「うるおい療法」「モイストヒーリング」とも言われる、少し湿った状態をキープして傷を治す治療法のことです。 皮膚に傷ができると、傷口から浸出液が出てきます。この中には皮膚を修復するための成分が含まれているため、浸出液はむやみに拭き取ったり乾かしたりせずに湿った状態にしておくことで、傷の治りが早くなります。

きずあと

今までなら傷が治ることが治療のゴールでしたが、治った傷跡が醜く残っていたり、かゆみや痛みが消えなかったりすれば、本当のゴールとは言えません。キズのスペシャリストとして、これらが少しでも良くなるように治療を行っていきます。新しい傷だけでなく、古い傷跡もあきらめずにお気軽にご相談ください。

できもの(腫瘍)

傷あとが目立ちにくいように、しわ線に沿った切開、形成外科的な技術で摘出し縫合します。また悪性であれば、早期に大きめに切除し、失われた部分をご自分の組織を利用して、できるだけ目立ちにくくなるように再建します。

潰瘍

なかなか治らないキズのことを慢性創傷といいます。床ずれ(褥瘡)や足の潰瘍などが代表的なものです。これに対し、まずは原因を調べ、キズの治療と並行して治していきます。当院には循環器内科、内科、血管外科があり協力して治療にあたります。

眼瞼下垂

加齢により、まぶたをあげる眼瞼挙筋という筋肉がうまく機能しなくなったり、余剰なまぶたの皮膚の下垂により視野が狭くなり見えにくくなる状態があり眼瞼下垂症といいます。整容性にも配慮し、局所麻酔下で日帰りあるいは1泊2日の入院手術を行います。

主な対象疾患・診療内容

疾患項目

形成外科で扱う疾患は、体表面を中心として全身のあらゆる部位を治療対象とすることが特徴です。

  • おでき、ほくろ、いぼ(皮膚皮下腫瘍)
  • まぶたの緩み(眼瞼下垂症)
  • 逆まつげ(睫毛内反症、眼瞼内反症)
  • 傷あと(ケロイド、肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮)
  • わきが(腋臭症)
  • 巻き爪(陥入爪、巻き爪)
  • やけど(熱傷)
  • けが(外傷)
  • 床ずれ(褥瘡)
  • たこ、魚の目(べんち、鶏眼)
  • 顔の骨折(鼻骨骨折、頬骨骨折)
  • 手のけが、病気(ガングリオン、切断指、腱断裂、神経断裂ほか)
  • 体表奇形(耳垂裂、臍ヘルニアほか)

スタッフ紹介

和田 仁孝

わだ よしたか

役職 非常勤医師
専門分野 再建手術・マイクロサージャリー 血管腫・血管奇形 褥瘡・慢性潰瘍 顎顔面外科・眼形成外科
資格

日本形成外科学会専門医/領域指導医

皮膚腫瘍外科分野指導医

小児形成外科分野指導医

再建・マイクロサージャリー分野指導医

難病指定医・小児難病指定医

臨床研修指導医

午前 和田
夜診
(水:午後)
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